2023年02月14日(火)、総勢60名もの生徒さんが根曽古墳前海岸に集まりました。
此度行なわれる鶏知中学校3年生による清掃作業の内容は、自然環境をテーマにした東京・沖縄・対馬間にて行われるオンラインサミット内にて発表されるとのことで、生徒さんも私たちも気合い十分で挑ませていただきました。
他の地域とのディスカッションを前提にするのであれば、やはり対馬の独自性は主張すべきところです。
今回はごみを拾うだけでなく、“何がどれだけ流れているか”を計測・集計する『分析作業』を体験していただくことにしました。
目で見て、手で触れ、予想し、調べ、測り、数に起こす。
海ごみの正体に迫ることができる分析作業は、生徒さんたちに良い刺激を与えたようでした。
そして数日後の02月18日(土)、オンラインサミットは予定通り開催されました。
ZOOMによるリモート会議を用い、参加学校がそれぞれのテーマと視点から海洋環境保護を目的とした発表を行ないました。
東京都:駒場東邦中学校・高等学校は海洋マイクロプラスチックが及ぼす自然界への影響を憂い、沖縄県:竹富町立船浮小中学校はイリオモテヤマネコやロウニンアジ(通称GT)の観点から環境保全を訴え、対馬市:鶏知中学校は海岸清掃と分析作業から漂着ごみの実態を紐解きました。
加えて、JAMSTEC海洋プラスチック動体研究グループの土屋正史氏による、海洋ごみの深海調査についての講演等も行なわれ、大変勉強になりました。
育ってきた環境は違えども、海洋国日本で生活する私たちにとって共通する問題、取り組むべき課題、知るべき実状は同じものです。
生徒さんたちの一生懸命な活動をお手伝いできたこと、感謝です。
鶏知中学校のみなさん、本当にありがとうございました!
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